都会での社畜生活に疲れ、田舎で新生活をはじめた美鳥。
迷子になってケガをして、ベソかいてたら目の前にイケメンが…
野獣に翻弄される田舎ライフが始まる。
作者買い作品です。
読むまでは絵があまり好みではないかな~と思ってましたが、そんなもの速攻で気にならなくなりました。
話のテンポや台詞まわしが絶妙で、クスクスしながら読み進められます。
美鳥と治春さんの恋の温まり方にドキドキし、ぶっきらぼうで抑揚がない治春さんの浮き沈みが見えた時のあのキュンキュン。
そもそもが治春さんは野獣だし、素直になろうもんならもうたまんないわけです。
甘やかしたり甘えたりもしてくれるわけです。
なかなか心を開かないドーベルマンを手懐けてゆく気分をあじわえます。
決めるとこドスンと決めてくるし、ときには飼い主を見つめる犬のような目をしてくる治春さんが愛おしくって…美鳥には飼い主として、末永く治春さんを幸せにしてもらいたい…
主人公たちの周辺で沸く恋も併せて楽しませてくれます。