『坊主と蜘蛛』 ハジ

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坊主の宗玄は蜘蛛の妖怪に懐かれ、共に旅をしている。
女好きの宗玄が蜘蛛を手放さない理由は、彼と交わす「快楽」だった。
妖怪よりも人間の方が余程残酷で恐ろしい    
一途に自分を慕う蜘蛛をいつの間にか可愛く思い、やがて自分が先に死に、残される蜘蛛を案じるようになる。

受けと攻めの配役が虚を突かれた感じでした。
宗玄、あんなにビシバシつっこむんだもの…
でもまぁ、脱皮するし…最終的にはそれも悪くなかったです。
しかし裸×ブーツはわたしの萌えセンサー圏外でした…残念だった…裸×ソックスとかも苦手だからその延長か…
それでも二人の掛け合いとか、快楽に貪欲なところは十分楽しかったです!

二人とも単純で、わかりやすくラブラブなところが微笑ましかった…♡
とはいえ、妖怪だけあってプレイは変態じみているのですが。
ジン(蜘蛛)は裏表もなくて、一途で健気で寂しがりで…嫉妬深ささえかわいらしいのに、しっかり変態です。
宗玄も厳しいようで、結局ジンに甘いからな~いいようにヤラれてます。
真っすぐな愛情を向けるジンにほだされて、ジンを喜ばせるような流れに持っていく宗玄がほんとにイイ男でした。

欲を言えば、宗玄のことをもっとほじくり返してほしいです!
まだまだ色んな秘密が出てきそうなので、気になるし読み足りない!
同人コミックで続編出てるけど、デジタルは出ないのかな~

スピンオフの「王子と蛸」は二人ともお上品だったので、主演の人たちよりも奔放な妹姫に目がいってしまいました。
自由でズケズケ生きていて大変好感を持ちました。