『赤松とクロ』 鮎川ハル

Pocket

クロはゲイ。
同じ大学の同級生でノンケの赤松に恋をしている。

自分のことをゲイだと知っても変わらず接してくれる赤松だが、彼への恋心を打ち明けることはできないでいる。
そんな中、ゲイの先輩がクロを狙っているのを知った赤松の様子がおかしくなり・・・!?

方言男子萌えを焚き付けてしまう作品です。
広島弁の悪ぶれない感じといい、適度なデリカシーの無さといい…
赤松はノンケなのにクロを堂々と溺愛して、元カノにゲイなのかと確認されようが「だからなに?」みたいな、鼻くそほじるテンションで心底どうでもよさそうなところが!ステキ!!
クロがウジウジしてても、赤松のおかげで全くどんよりするところがなかったです。
クールなクロのムッツリを堂々といじるのはさすが男子です。
イザってときの手際もよろしいようですし。
ゲイの人の方が慌てているという。
肝心な場面で感情に流されず、大事なことはこれでしょ?ってまとめてくれる安心感がすごい。
いいからドンときなさいよ、と。
こんなん女子にモテモテでは…?
指輪のくだりも、クロがどんなに感動するかわかってるはずなのに、あえてそこをサラッとポイッと何でもなく渡すという見事な引き算に私もあっけなくやられてしまいました。
その辺はクロも素直になるとこをハズさないからさすがだけど!
ここ一番でのあの「…すき」はすごい破壊力でした…
赤松のスーツ姿に萌えるクロとか超カワユス~~♡
あのご機嫌な顔よ…赤松メロメロ…♡
完全に赤松の元カノを超越した可愛さだったのは、メスとして少々複雑ではありましたが。
勉強になりました。

最終的に息ピッタリに先輩をイジる二人で完全に心が満タンになりました。
先輩の就活イジり大好きだった(笑)
すごく好きなカップルだったので、できればまだまだ続きが読みたいところであります。