『神様はじめました』 鈴木ジュリエッタ

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父の家出で、住む家を無くした女子高生・奈々生はなりゆきから土地神・御景から土地神のしるしを譲られて、神社で神様の仕事をすることになる。
神社には御景に仕えていた神使の巴衛がいて、そんなこんなで今度は奈々生の神使に。
人神となった奈々生の不思議な世界での生活が始まる!

最終巻、泣きっぱなしで読みました。
ページが進むごとにいちいち泣けました…
時廻りのときもかなりよかったけど、やっぱり最終幕はぐっとくる場面ばかり。
笑いもしたけど!
イザナミの転送装置が雑過ぎ!無駄にガーリー(笑)

登場するどのキャラクターも本当に大好きで、奈々生と巴衛は当然のことながら、その周りを固めるキャラたちがみんな最高だった!
どのキャラもきっちりマイウェイを貫いていて、それぞれ代えられない良さがあって、その行動や一言一言に笑って泣いた。
霧仁もあんなに嫌なやつだったのに、亜子さんの愛が大きすぎて泣けた…
特別好きだったのが、瑞希・皇女・大国主・鬼火くんたちです。
瑞希は本当に、いま書きながらもぐっときてるんですけど、奈々生にわがまま言うたびに泣かされました。
奈々生を恋とは違う子どものような純粋さで慕う姿がいじらしくって!
「僕」とかゆってほわっとしてる感じなのに、奈々生以外には厳しくて、ズケズケ強い態度とか、ヘビらしい性格が大好きでした!
最終巻の巴衛とのシーンは最高に感極まりました。
思い出すと泣いてしまう…

皇女は「ガチッ」てなったら反射的にクスッてなってました。
素敵な友情に育ったなぁ。
自分も大変な恋をしてるのに、奈々生をひがんだり卑屈になったりせずに、ずっと優しかった。
奈々生の幸せを心から祝福している姿が素敵だった。

大国主はキャラが強烈すぎて…!
超自分中心で、あの口調だから、真面目な話してても笑ってしまう!
キラキラしすぎだし、尊大すぎだし…
彼に泣かされることはなかったけれども、しこたま笑わせてもらいました。
出雲に旅行に行った時にも彼が思い浮かんで笑ってしまった程に。

鬼火くんたちは最初からずーっと奈々生と巴衛のそばをちょろちょろしてて、あの常にワンクッション足りない感じが愛おしかった…
チクリのようなこともしていたし…
口調が丁寧なだけで、言ってる事なんか失礼だし(笑)
自分たちであまり頑張らないとことかかわいかったな~

悪羅王も大変な人だったけど、好きだったな。
奈々生かな~と思ってたけど、やっぱ悪羅王は亜子さんなんだな!
でも、あれって女の子…?(笑)
悪羅王からの着信が超シュールだった(笑)

最後に主演の二人ですが、離れることなんて考えもしないで、一緒にいるためにひたすら前を向いて進んでゆく二人がすごく好きだった!
500年前から始まった二人の、「やっと」という言葉の重みに泣けました。
あんな風に祝福されて、なんか自分も一緒に祝ってる気持ちになったし、自分もあんな結婚式ができたら幸せだな~と思える大団円でした!
また番外編とかで彼らの姿が見られるといいな~!!