転校早々、絡んできた不良を返り討ちにして学年の頭になってしまった長門。
３年を仕切っている大和に可愛がられている同じ学年の藍と接触し、その綺麗な姿に女だと勘違いして１発OKをくらう。
そして藍の過去についての忌まわしい噂を聞いた長門は ！？
完全にジャケ買いで大当たり！
悪い子たちばっかりの学校ですが、みんな身なりに気を遣っているオシャレヤンキ―です。
その中でも、ダントツに光る藍の色と艶！
大和にしか心を開いていないという頑なさや、心の底では愛情に飢えている藍の渇き、脆そうなプライドがその色香をさらにむき出しにしています。
かなりヘビーな経験を背負っている拗れている藍に、正面切って突っ込んでいく長門が何度も何度も正面からわされまくる姿が清々しいです。
自分から心を動かそうとしない藍を導く、大和の親心。
卒業式での藍への粋な命令はシビれた！
藍も長門もシビれていた！
藍と大和の関係は兄弟の様で、この二人だけの絆があって熱かった。
大和はさすが組織の上に立つ人間だけあって、高いところから飄々と流れを作るところが超クールです。
大和のイタズラ心の面倒は由紀夫くんが立派に見ていくのでしょう。
この二人もなんかあるんじゃないの～～と期待してたけど、今のところそのような間柄ではない様子で残念…
本編では清いままでしたが、４０ページ弱の大量描き下ろしでラブのほうも！ちゃんと！
藍に対してとことん丁寧に扱う長門の男っぷりに惚れそうでした。
単純でバカな子だと思っていたのに…迫り方とか板についててかっこよかった…サギ…！
本編のキスシーンも二人ともすごく色っぽくて綺麗だったし。
ガンガン距離を詰めてくる長門に少しずつ心を揺さぶられて、いつの間にか大和しか入る隙がなかったところにちゃんと長門の存在を認めた藍。
基本的には素直なので、描き下ろしの中ではただひたすらにカワイイです。
長門に愛されて身も心も委ねる藍は鼻血モノです。
長門の大きな愛情に藍がすごく感動するから、こちらもつられてじーんときます。
描き下ろしが本当にすごく満足度が高かった！
でもまだこの二人がもっと見たい！
学校もせっかく彼らの時代になったのに～！
同時収録の生臭坊主との悩める恋のお話も、幸せに向かっていく姿がとても良かったです。
坊主が悔い改めようとする様子をいい気分で見守ることができるお話でした。
